什器がアートになる、コム デ ギャルソンの家具

什器がアートになる、コム デ ギャルソンの家具

私的流行通信 #3

話題の村上隆によるコレクションが一堂に会した「村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで―」を見に行った横浜美術館で、思わぬ展示に出くわした。同時開催の横浜美術館コレクション展にあった「コム デ ギャルソンの家具」だ。会場の最後の部屋、写真展示室でそれは行われていた。

コム デ ギャルソンの空間デザインは、デザイナーである川久保玲が行っている。川久保が世界三都市でプロデュースするコンセプトストア「ドーバー ストリート マーケット・コム デ ギャルソン」(以下DSM)も同様だ。DSMギンザ店のオープン時に川久保にインタビューしたことがあるが、店内に置かれたさまざまなアートワークも「アートとして飾るのではありません。アートは売り場の市場になるのです」(『Casa BRUTUS』2012年5月号) という彼女の言葉が印象的だった。