標高1,531m、スイスのヴェルビエに「異端」のWホテル

シャレースタイルの「Wヴェルビエ」
シャレースタイルの「Wヴェルビエ」

やっぱり……! 「W」は、ヴェルビエの村の景観にすっかり溶け込み、美しく高級感のある温和しい木造シャレー型ホテルとして誕生していた。しかしそれとは逆に、建物内部は一転して個性爆発の「W」スタイル。

W・バー
W・バー

外観とは異なり、赤や黒、金色など、「W」の遊び心溢れたインテリアと独特の色遣いは健在だった。スタッフたちも、いつもの「W」らしく独特なカジュアル感とムードを漂わせている。リビングルームというホールには派手な深紅のトンネルが作られ、その先は薄暗いクラブ“Carve”だ。ほとんど何も見えない暗い照明の中、ここはDJ、音楽、ダンスというまさにアフタースキーの社交場である。

W・客室
W・客室

だが客室は驚くほどエレガントでラグジュアリー、一見して高級感溢れるデザインが印象的だ。派手なレストランやリビングルームなどのパブリックエリアに比べ、木造で落ち着いた客室の雰囲気は、長逗留にも対応するスイスらしい心遣いである。

オリジナルベッド、バスルームの水回りの良さ、広めのバルコニーなど木の薫りに包まれた贅沢な客室からは、ヴェルビエの壮大なスキー場が見渡せる。ホテルのすぐ前からゴンドラを何度も乗り継ぎ、モンフォールの山頂(3,330m)氷河に辿り着けばアルプス大パノラマが展開され、その足下の山肌には総距離181kmにも及ぶスキーコースがある。

一方、静かな「W」を独占したいならシーズンオフの夏がいい。ヴェルビエでは多くのホテルが夏には休館するが、「W」は通年営業だ。ただしロープウェイもゴンドラも休止、店も殆ど開いていないが。

 

ホテル情報:

W Verbier

http://www.starwoodhotels.com/whotels/property/overview/index.ht ml?propertyID=3429

 

Photo:Kyoko Sekine