暗く長いトンネルを抜けると…

佐渡からの日本酒通信 #1

最近、巷では日本酒ネタが目白押し。

雑誌や新聞、テレビにネット(あ、これもネット)、右を見ても左を見ても「日本酒」の文字が目に入るようになりました。まばゆいばかりにスポットを浴びる日本酒に遭遇すると、長きに渡りメディアから「低迷する日本酒」と烙印を押されてきた酒業界の住人としては、少々眩暈を覚えるくらいでございます。

思い起こせば低迷の旅は1973年を境にはじまりました。その年176万6千キロリットルあった生産量は2010年には約3分の1まで減少。社会的背景としては人口減少、焼酎やワインなど酒の多様化、そもそも論の若者のアルコール離れ、あるいは(酒の)小売り免許自由化による「町の酒屋さん」の淘汰も一因などと言われています。