ブルゴーニュの日本女性ワイン醸造家

ワイン縦横無尽 #1

ローヌでの取材を終えて車でパリへ戻る途中、私だけボーヌで降ろしてもらうことにした。

初ヴィンテージから毎年欠かさず樽試飲をさせてもらっている蔵が、ボーヌの隣村、サヴィニー・レ・ボーヌにある。日本人女性の栗山朋子さんが、ご主人のギヨーム・ボットさんと2010年に立ち上げた「シャントレーヴ」がそれだ。

ブルゴーニュで活躍する日本人女性は多いものの、ワイン醸造のディプロマを正式に取得し、ワイン造りに携わっている醸造家となると、彼女が最初にして、目下、唯一の存在。

語学堪能、頭脳明晰。小さな体のどこにそんなパワーが詰まっているのか、セラーでの力仕事もわけなくこなす。