南青山を歩けばファッション業界の『現在』が分かる!?天気もいいので展示会など6カ所回ってみた

【1】ジュンの文化祭

ジュンの文化祭/Photo:Akira Miura

ジュンが展示会の新しい形として、「YOU ARE CULTURE」(世界を面白くするのはあなた)をモットーに文化祭もどきのエンターテインメント型展示会を本社でやっているのは、前に書いたが、さらにその進化形で、近くの空き地を借りて、展示会的要素は皆無の文化祭を開催。金曜日と土曜日の2日間開催で、一般客(入場無料)も呼んでいて、自社製品の販売も始めた。回転木馬、足湯、トレンディエンジェルなどを呼んだイベントスペースもある。

「イベント・リテイラーには可能性はある」と佐々木進・ジュン社長は真面目に話す。極端な話、イベント・リテイラーってフーテンの寅さんが究極の形のわけで、モノを仕入れてヒトに売って儲けるというのは本来そんなに難しく考えることもないのである。それが「大量」になると相当にこんがらがってくるだけなのだ。商売の原点を考えさせられる。デジタル・リテイラーの嵐が吹き荒れる殺伐たる世の中で、イベント・リテイラー、その意気やよし、である。

【2】「ハウス オブ ロータス」展示会

「ハウス オブ ロータス」の2019年春夏の赤のドレス/提供:ハウス オブ ロータス

10月にオープンした日本橋の高島屋新館にもインショップがあったが、11月にオープンした二重橋スクエアにもブティックが出来た。桐島かれんがディレクターのアジアンエスニックのブランドだ。ブティックでの展示会だ。南青山の昔、「フェリチタ」というレストランが同ブランドの店に昨年12月に変わっていたのに今回初めて気づいた。

例えば「コキュ」(1996年に小杉夫妻が代官山でスタートしその後ワールドに売却され2015年にブランドをクローズ)のように「オリエンタル」「エスニック」「フォークロア」をテーマにしたブランドがあったが、あえなく消滅。どうも東京というモノクロームの街にこういうブランドはなじまないのか。

「ハウス オブ ロータス」はインドのコルカタとかジャイプールで作っているが、新鮮に映るし、売れそうな気配が濃厚なのだが。頑張って欲しい。2万円台の赤いドレスは買って帰ろうかと思ったほどだが、売れそう。

【3】ここが問題の港区保有の空き地を検分

南青山の問題の空き地/Photo:Akira Miura

港区保有の広大な空き地が南青山5丁目にある。「プラダ」のガラスの城と言うか氷山ビルから「マーク ジェイコブス」「ドルチェ&ガッバーナ」のブティックの間を骨董通りに抜ける通りに面している。

港区は児童相談所にする予定らしいが、住民から「待った!!」。「こんな好立地に児童相談所とは何事か。ファッション系に貸したらすごい家賃がとれる。区の資産を無駄遣いするな」というのが住民の反対意見。もっともなご意見だ。昔は、利益第一主義の行政とセーフティネット論の住民みたいな構図だったが、今は逆なんだな。どうも住民の背後に不動産屋の影がチラチラするが。

【4】IZA の新ブランド「LE SNOB(ル スノッブ)」

「ル スノッブ」のロゴ・バッグ/Photo:Akira Miura

N21(「ヌメロ ヴェントゥーノ」)が絶好調のセレクトショップIZA(企業名はグルッポ田中)が新導入するバッグ中心のブランド。スノッブというか、ブランドなんかがイヤになったが、ファッションは離れられない連中の避難所みたいなブランドだな。

【5】「サカイ」と「UGG」のコラボ

「scai」と「UGG」のコラボ・ブーツ/Photo:Akira Miura

意外にストレートなコラボで拍子抜け。ニットソックスとUGGのブーツを一体化した。ソックスの洗濯はどうするのかは聞き洩らした。3万7000円~3万9000円。

【6】「ハウス オブ ジニアス東京」でシモーネ・ロシャとモンクレールのコラボ。

「ハウス オブ ジニアス」のシモーネ・ロシャと「モンクレール」のコラボ売り場/Photo:Akira Miura

全部で8つあるコラボのうちコラボナンバーは「4」。販売期間は11月17日から11月21日まで。そのオープニングパーティだったが、店内にティー・バーが設けられているためか、夜のパーティーなのにティーとスイーツのパーティー。ロシャって酒飲めないのかしら。私は早々に退散。それにしても。コラボが多いなあ。

Photo:Akira Miura