佐藤健と高橋一生好きにはたまらない、友情の映画。2人を繋ぐものは落語『芝浜』だった!?

高校の先輩には、映画雑誌「キネマ旬報」の副編集長やYEBIS GARDEN CINEMA支配人などがいたが、映画監督は初めてだった。

もちろん可愛い後輩なので少し甘く観る。東宝のヒットメイカー、川村元気の小説の映画化で、大友啓史監督、渡部辰城&大友啓史脚本作品『億男』(英語題Million Dollar Man)は、佐藤健と高橋一生の2人にハマれば面白く観られる。

弟の借金の肩代わりをしたことで、妻とは別居し家族がバラバラになってしまった大倉一男(佐藤健)は、借金返済のために昼は図書館司書、夜はパン工場で掛け持ちで働いている。ある日、一男は3億円の宝くじが当選し億万長者となり、借金返済に夢膨らますが、ネットを覗くと大金を手にした人の悲劇ばかりが目につく。

『億男』全国東宝系にて公開中
©2018映画「億男」製作委員会

不安に駆られた一男は、大富豪となった学生時代の友人、古河九十九(高橋一生)のもとを訪ねる。15年ぶりの親友との再会に一男はすっかり酒に酔ってしまう。

しかし、酔いつぶれた一男が目を覚ますと九十九は3億円とともに姿を消していた。一男は九十九の行方を追いながら、大金をめぐり家族や友情のあり方を探していく。

『億男』全国東宝系にて公開中
©2018映画「億男」製作委員会

モロッコロケが不思議な効果がある。大倉一男と古河九十九は、一緒にモロッコへ旅をする。大学の落語研究会出身の2人。九十九は名作落語『芝浜』が得意で、モロッコの砂漠で『芝浜』を一席ぶつのだ。

落語『芝浜』といえば、立川談志の十八番だった。映画の終わりにエンドクレジットを確認したら、「落語指導立川志らく」とある。

画像提供:東宝
動画:Kokone Su – YouTube