『私が20年以上、捨てなかった服』を、お直しに出してみた(その2)

モード逍遥#108

筆者がオーダーメイドした服を、それを作ったテーラーでお直しできることを知ったのは、ふたつの体験があったからだ

ひとつめは1990年代の後半、繊研新聞で健筆をふるう小笠原拓郎と、当時ブルータスなどで活躍していた山田恒太郎の後についていって、ミラノのカラチェニでスーツをオーダーしたときだった。

なんで3人が雁首を揃えてカラチェニに行ったかというと、ヴァレンチノで大きなパーティがあり、偶然カラチェニのオーナーとその娘婿と知り合いになったからである。