次々と誕生する『ブルガリ ホテル』、最新ホテルの舞台は大都会‘上海’

中国最強のデベロッパーであるOCTが手掛ける蘇河湾リバーサイド都市再生プロジェクトの一環でもあり、ロケーションは歴史保護地区内に建つ。コンテンポラリーのデザインと歴史的建造物が一体となり、高級感溢れる「ブルガリ ホテル」の新たなるイメージを作り上げている。

部屋数は19室のスィートを含んで全82室。それぞれの部屋はエレガントであり、他のブルガリ & リゾーツ同様、ひとつひとつのマテリアルに細かい配慮のなされた高級感がある。客室からは、至近距離にある外灘(バンド)や浦東金融街、黄浦江と蘇州河が望め、上海の中心地を360度の眺望で愉しめるダイナミックな景色が広がる。

ブルガリ独自のデザインや雰囲気は、ブルガリのホテルやリゾートを多く手掛けているイタリアの建築家、アントニオ・チッテリオ、パトリシア・ヴィールの作品であり、それぞれに共通した洗練さはあるものの、上海の独特な歴史や豊かな文化が反映されたコンテンポラリーなホテルになっている。

特に、ホテル棟に隣接した建築遺産である旧上海商工会議所の建物は1916年築。重厚感と格式を感じさせ、また美しく修復されて蘇った建物はブルガリの名に相応しい歴史を感じさせる伝統建築だ。

一方、上海のブルガリ スパの豪華な造りには圧倒された。公園と敷地である庭園に挟まれ、2000㎡ものゆとりあるスペースに造られている。上海らしいのは中国に伝わる漢方に着想を得たトリートメントもあり、美容だけにとどまらない心身のリラクゼーションにこだわり、様々な種類のトリートメントを提供している。

最も印象的なのは25mの屋内プールだ。囲いの付いたデッキ代わりのソファベッドがプライベートな寛ぎを演出、高級感のある空間では泳ぐよりも、まったりとプールサイドで休むゲストが多いようだ。

どこのブルガリ ホテルを訪ねても、共通しているのはきびきびとしたスタッフの面々だ。ミラノも、ロンドンも、北京でも感じたこと。案内、サービス、笑顔、どれをとってもとても都会的でクールな印象のスタッフがいい。

ホテルは人が作り、人が育てる。こうしてラグジュアリーな器の中で、スマートに働くスタッフがいて、美味しいい食事が楽しめるなら、ブランド力は今後も健在だろう。さすがにイタリア発祥のホテルだけに、他のホテル同様、「Il Ristorante Nico Romito」が主役だが、別棟の遺産となっている伝統建築の旧商工会議所2階には、高級中華料理レストラン「BAO LI XUAN」があり、高級広東料理を始め、上海、広州料理も振舞うという。

筆者が訪れた時には中華料理の機会を逃したが、次回は是非、試してみたい。修復された格天井やアールデコ様式のカーペットなど、時代を彷彿とさせる高級感が漂っている。

Photo:Bvlgari Hotel Shanghai

■ホテル情報

Bvlgari Hotel Shanghai
33 North Henan Road, Shanghai 200085
TEL: +86 21 3606 7788
http://www.bulgarihotels.com/ja_JP/shanghai