クリント&カイル・イーストウッド父子が、ナッシュビルを目指す流しの歌手と甥っ子を演じるロードムービー。ラストの黒人霊歌『ウィング・ロウ、スイート・チャリオット』に泣ける!

オトコ映画論#113

『センチメンタル アドベンチャー』
DVD ¥1,429 +税
ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

『センチメンタル・アドベンチャー』(1982)
×黒人霊歌『スウィング・ロウ、スイート・チャリオット』

1982年のクリント・イーストウッド監督作品『センチメンタル・アドベンチャー』(原題Honkytonk Man)は、世界恐慌を舞台に、中年歌手レッド・ストローバルの姿を描いたロードムービー。クリント・イーストウッドの実の息子、カイル・イーストウッドが主人公レッド・ストローバルの甥の役で出演している。

歌手レッド・ストーバル(クリント・イーストウッド)はナッシュビルの一大イベント『グランドオールオプリー』のオーディションの誘いを受け、車でナッシュビルに向かうが、途中で旅費がなくなり、妹エミーの嫁ぎ先の農家に転がり込む。エミーの夫ヴァージルは、砂嵐で作物が全滅してしまい、心機一転のためにカリフォルニア州に移住しようとしていたが、息子ホイット(カイル・イーストウッド)は、伯父レッドに憧れて歌手を志し、彼と行動をともにするようになる。

2人は旅費を稼ぐために夜の酒場に出かけ、帰りがけに農家の鶏を盗み出す。翌日、警察に通報されたレッドは逮捕されるが、ホイットの助けを借りて脱獄する。旅費を集めたレッドとホイットは、故郷テネシー州へ帰郷するために同行するホイットの祖父(ジョン・マッキンタイア)を連れてナッシュビルに向かう。

レッドは不足している旅費を手に入れるため、金を貸していたアーンスプリガーを探すため寄り道する。その途中、ホイットは作曲に悩むレッドにアドバイスをして彼から音楽の才能を認められるようになる。アーンスプリガーを探し出したレッドは借金の返済を求めるが、彼は「金の代わりに女を渡す」としてマーリーン(アレクサ・ケニン) を差し出そうとするが、レッドは拒否する。