タイ・ヤオノイ島のフェミニン&エレガンスなリゾート

「Cape Kudu Hotel」はそのヤオノイ島の南東部、アンダマン海を見晴らし、奇岩の浮かぶPhang Nga Bayに面している。実はこの島を訪れるのは2度目のこと。遠い昔、「シックスセンシス・ヤオノイ」がオープンした2007年に訪れている。

奇岩の浮かぶ不思議な光景のアンダマン海はサンセットクルーズが最高。/Photo:Timo Kuenzil

島の様子はだいぶ変わり、洒落たリゾートや、特にレストランやローカルなカフェが増えていた。当の「Cape Kudu Hotel」は2017年1月、創業1年半の新しいリゾートである。「オープン当日、タイのプリンセスの一人が2泊し祝ってくれた」と、スイス人の総支配人が明かしてくれた。ホテルのオーナーは「Cape +Kantary Hotels」という、タイ国内に多くのホテルやリゾートを運営するホテル企業だ。

アイランドリゾートらしからぬ、フェミニンでエレガントなホテル造りが特徴的である。さらにメインダイニングで供されるローカルなタイ料理やインターナショナル料理、他にバーでの軽食もあり、極めつけは隣接の別棟のカフェで提供するピザやサンドイッチ、パスタやスイーツなど、ハンドメイドの料理が好評を呼び、別のホテル滞在の観光客もやってくる。

一般にはスタイリッシュでシャープ、またはローカルな伝統造りなど、アイランドリゾートはもう少しリュスティックだが、この「Cape Kudu Hotel」はフェミニンな特別感があり、いかにもSLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズオブ・ザ・ワールド)のメンバーらしいハイセンスなホテルである。

リゾートは海に面した小高い場所に建っている。遮るものの無いロケーションから、客室は全室がオーシャンビューだ。メインのインフィニティプールも海に向かって造られている。午後になるとそのプール際に並ぶデッキを陣取り、パラソルの下で、エメラルド色の海を眺め全く動かないゲストが多くいる。

ハネムーナーや特別な祝い事にon request。/Photo:SLH, Cape Kudu Hotel

昼寝? 読書? 彼らは美しい色を映し出すサンセットまで誰もがデッキを離れない。さすがにヴァカンス慣れしたヨーロッパ人が多いだけに、プールサイドではこうした光景が毎日繰り返されている。

リゾートにはroom+Villaが全56室、レストラン、スパ、フィットネス、ショップ、プレイルームなど設備は大方揃っている。石灰岩の切り立った塔のような奇岩が浮かぶ湾が、水墨画のような不思議な光景を魅せる海。ここではのんびりと過ごすのが最高だ。そして一言加えるなら、こういうロマンチックなリゾートに一人で行ってはいけない……!

Photo(1):Timo Kuenzil
Photo(2~7):SLH, Cape Kudu Hotel

■ホテル情報

Cape Kudu Hotel, Koh Yao Noi
Tambon Ko Yao Noi, Chang Wat, Phang Nga, 82160, Thailand
Tel:+66(0)76 592 600
https://www.capekuduhotel.com/index.php
https://www.slh.com/