5年生になる主人公の1年間を綴った感動作。クリスマスにはB・スプリングスティーンの『サンタが街にやって来た』が流れる!

10歳のオギー・プルマン(ジェイコブ・トレンブレイ)は、『スター・ウォーズ』が大好きで、宇宙飛行士に憧れる男の子。だが彼は、普通の子とは少し違う見た目をしていた。遺伝子の疾患で、他の人とは異なる顔で生まれてきたのだ。そのため、27回もの手術を受け、一度も学校に通わないまま自宅学習を続けてきた。

ところが、母親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)は、「まだ早い」という夫のネート(オーウェン・ウィルソン)の反対を押し切って、オギーを5年生の初日から学校に通わせることを決意する。夏休みの間、イザベルに連れられて校長先生に会いに行くオギー。トゥシュマン校長先生(マンディ・パティンキン)の「おケツ校長だ」という自己紹介に、オギーの緊張はややほぐれる。

『ワンダー 君は太陽』
6月15日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
Motion Picture Artwork ©2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

だが、「生徒が学校を案内する」と聞き、動揺。 紹介されたのは、ジャック・ウィル(ノア・ジュプ)、ジュリアン(ブライス・カイザー)、シャーロット(エル・マッキノン)の3人。いかにもお金持ちのジュリアンは、「その顔は?」と聞いてくる。毅然とした態度を取るオギーだったが、帰宅後は元気がない。イヤならやめてもいいと言いかけるイザベルに、「大丈夫、僕は行きたい」と答え、学校に通い始めるが……。

『ワンダー 君は太陽』
6月15日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
Motion Picture Artwork ©2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

こうして日本でいうと中学生になるちょっと前の、主人公オギーの五年生を過ごす、夏休み、ハロウィン、クリスマス、理科自由研究発表会、サマーキャンプ、そして修了式という四季折々の1年間が綴られるわけだ。

子役たちがすごい。オギー役のジェイコブ・トレンブレイ、親友ジャック・ウィル役のノア・ジュブ、親友サマー役のミリー・デイヴィス、姉ヴィア役のイザベラ・ヴィドヴィッチ、姉ヴィアの親友ミランダ役のダニエル・ローズ・ラッセル。目鼻立ちが整った彼らはこのあと、5年後、10年後にハリウッド映画を担っていくことだろう。

『ワンダー 君は太陽』
6月15日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
Motion Picture Artwork ©2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

音楽は、ブラジルの作曲家で、ジャズミュージシャンであるマーセロ・ザーヴォス。実に小気味良い楽曲を並べている。

原作のR・J・パラシオが『Wonder ワンダー』を執筆する際に、アメリカのシンガーソングライターのナタリー・マーチャントが1995年に発表した『ワンダー』(原題Wonder) から多大なシンスビレーションを得ていると告白している。そのため、『ワンダー』はサウンドトラックに収められている。

なんといっても印象的なのは、ジャック・ウィルが雪山で捨てられていたソリを見つけてから、姉ヴィアと恋人ジャスティンがニューヨークのタイムズスクエアでの年越しカウントダウンまでに流れるクリスマスソングの定番、ブルース・スプリングスティーンの『サンタが街にやって来る』(原題Santa Claus Is Coming to Town)がしばらく流れること。この名曲は、作詞ヘヴン・ギレスピー、作曲ブレッド・クーツ。

これは、1984年6月のお化けアルバム『ボーン・イン・ザ・USA』(原題Born in the USA) からのシングルカットが続くなかで、1985年の暮れ、7枚目のシングル『マイ・ホームタウン』(原題My Hometown) のB面に収録された。よく言えば、ハイテンションでホットなロックで、聴きものなのだ。

画像提供:キノフィルムズ
Motion Picture Artwork ©2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
動画:Christmas Express – YouTube