男女の過激なセックスシーンが目を見張るラブストーリー、当時イギリス領だった香港大学演劇部の舞台で流れるエルガー『エニグマ変奏曲ニムロッド』

オトコ映画論#104

『ラスト、コーション』販売元:Victor Entertainment,Inc.(V)(D)

『ラスト、コーション』(2007)
×エドワード・エルガー管弦楽曲『エニグマ変奏曲 ニムロッド』

2007年のアン・リー監督作品『ラスト、コーション』(原題色・戒、英語題Lust, Caution) は、アイリーン・チャン(張愛玲)の原作の小説『惘然記』に収められた短編小説『色・戒』を映画化。2007年のイタリアの第64回ヴェネツィア国際映画祭にて、最高賞にあたる金獅子賞(作品賞) と金オゼッラ賞(撮影賞)を受賞。2007年の第44回金馬奨にて作品賞・監督賞・主演男優賞(トニー・レオン)を受賞。

脚本は、ワン・ホイリン&ジェームズ・シェイマス。脚本&製作のシェイマスは、アン・リー監督作品に無くてはならない人物で、1991年の監督デビュー作『推手』(原題Pushing Hands)から、2000年の『グリーン・ディスティニー』(原題Crouching Tiger, Hidden Dragon)、2005年の『ブロークバック・マウンテン』(原題Brokeback Mountain)まで一緒に作った。撮影はメキシコの名手ロドリゴ・プリエト。音楽はアレクサンドル・デスプラ。

激しいセックス描写が話題となり、アメリカではNC-17指定、日本ではR-18指定、中国では7分間短縮されたバージョンが公開されている。