『クローゼット』は服を愛する人にお勧めしたい珠玉の小説である

モード逍遥#91

今季の黄金週間も遠出は避け、タケノコ掘りとテニスと、そして読書で過ごした。しかし、その数冊の中のひとつが、あまりの面白さのために、連休前に読み切ってしまうという嬉しい誤算があった。その小説の名は『クローゼット』(千早茜著 新潮社)。

小説『クローゼット』。スマイソンブルーの表紙が素敵だ。/Photo:Shuhei Toyama

この本によって、自分がモダン中毒者であることを自覚させられたのである。