けたたましいホーンが炸裂する『ドラムライン』のイントロで思わず身体が反応してしまうEW&F『石の刻印』

『ドラムライン』Blu-ray発売中¥2,381+税
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
©2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

製作総指揮・音楽は、ボーイズIIメンやマドンナを手がけたグラミー賞受賞多数の音楽&映画プロデューサーのダラス・オースティン。彼の実体験をもとに映画化。脚本は、2人の女性であるティナ・ゴードン・チズムとショーン・シェップス。

主人公のデヴォン(ニック・キャノン)は、ニューヨークのハーレム育ちで、天才的なマーチングドラマーとしての才能を持つ。その才能を見出したジョージア州アトランタのA&T大学マーチングバンド部のリー監督(オーランド・ジョーンズ)は、デヴォンを音楽特待生としてスカウトする。そしてマーチングバンドで一緒にパフォーマンスをする上級生の女性ダンサー、レイラ(ゾーイ・サルダナ)と恋愛関係になり充実した日々を過ごし始めた。

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マーチングバンドは、スポーツ競技のハーフタイム12分間に、華麗で一糸乱れぬパフォーマンスを披露するというもの。

入部し才能を発揮していくが、チームメンバーを圧倒していく中で、自身の力に自惚れていく。その後リーダーのショーン(レナード・ロバーツ)との勝負に勝利したデヴォンはスターティングメンバーに選出。しかしその舞台で個人プレーをしてしまい、リー監督に激怒される。また楽譜が読めないことも発覚し退部処分となる。ライバル校モーリス・ブラウン大学との対決が控えるなか、デヴォンは選択を迫られていく。

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ドラムだけでバトルを繰り広げるシーンは鳥肌ものだ。大勢でのズレない動き、重い楽器を担いでのダンスが素晴らしい。

学園モノの王道的ストーリーなのだが、マーチングバンド部がカッコ良く、観る者を飽きさせない。

とくにデヴォン役の俳優のニック・キャノンの鋭い目の演技が見事で、緊迫感がひしひしと伝わってくる。隣の人のドラムや、バトル中の相手のドラムを叩くなどその挑発感といったらない。

映画の中盤で流れる1970年代に一斉を風靡したアメリカのソウル&ファンクバンド、アース・ウィンド・アンド・ファイヤーの『石の刻印』(原題In the Stone)が、鳥肌もので鳴り響く。マーチングバンドとダンサーたちが一体になって。

この曲は1979年のシングルヒットで、アルバム『黙示録』(原題I am)のオープニング曲(A面の1曲目)。作曲はアリー・ウィリス、デヴィッド・フォスター、そしてバンドリーダーのモーリス・ホワイト。

ホーンが炸裂するイントロから、一気に1970年代のディスコへ誘ってくれる。これぞ吹奏楽だ。

主人公デヴォン役のニック・キャノンは、俳優、コメディアン、ラッパー、音楽プロデューサー、ラジオパーソナリティ、テレビ司会者。2008年4月30日、歌手のマライア・キャリーと結婚、2016年まで夫だった人だ。

ゾーイ・サルダナは10歳の時に父親の故国ドミニカに母親とともに移り、そこでバレエを始めとするダンスを学び、7年間過ごした後にアメリカへ戻る。なので、2000年のバレエ映画『センターステージ』(原題Center Stage)のエヴァ等がある。

本作の後、2009年の『アバター』(原題Avatar)のネイティリ、2009年の『スター・トレック』(原題Star Trek)、2013年の『スター・トレック・イントゥ・ダークネス』(原題Star Trek Into Darkness)、2016年の『スター・トレック BEYOND』(原題Star Trek Beyond)のウフーラ、2014年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(原題Guardians of the Galaxy)、2017年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』(原題Guardians of the Galaxy Vol. 2)、2018年の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(原題Avengers: Infinity War)のガモーラなどがある。2020年以降、『アバター』の続編が1年おきに4本公開される予定。

画像提供:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
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動画:Movie Scene Hits – YouTube