パリのパン屋を飾る伝統のガラス絵

花とアール・ド・ヴィーヴル#35

先日、インド文化研究家、黒田豊氏の「インド ガラス絵の世界」展を見に行った。黒田氏は染色のルーツを辿れるようなさまざまなインドのプリントの布地や大衆宗教画などのコレクターでもある。その中の一つが今回のインドのガラス絵である。

ガラス絵とは読んで字のごとく、ガラスに不透明絵の具で描かれた絵のことであるが、描いた面をひっくり返して鑑賞する絵画である。ということは、普通の絵とは仕上がりが逆になるので、描き方も逆の順序で行われ、仕上げの部分から先に始める。また左右の反転はもちろん、絵の具をのせる順番も逆になる。