『遊星からの物体X』、閉鎖された南極基地に不気味に響くスティーヴィー・ワンダー『迷信』

オトコ映画論#102

『遊星からの物体X』
NBCユニバーサル・エンターテイメント
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ジョン・カーペンター監督作品『遊星からの物体X』(1982)
×スティーヴィー・ワンダー『迷信』

1982年のジョン・カーペンター(1948年生まれ)監督作品『遊星からの物体X』(原題The Thing)は、長年氷に埋もれていた謎の宇宙生物が、南極基地で蘇生して人間に襲いかかるというSFホラー。

1982年はSF映画の豊作年で、本作の全米公開の2週間前にスティーヴン・スピルバーグ監督作品『E.T.』(原題E.T. The Extra-Terrestrial)、本作と全米公開の同日にリドリー・スコット監督作品『ブレードランナー』(原題Blade Runner)が公開されている。

原作はアメリカのSF作家ジョン・W・キャンベル・ジュニアの『影が行く』(原題Who Goes There?)。1976年の『がんばれ!ベアーズ』(原題The Bad News Bears)のビル・ランカスター(1947年生まれ、1997年死亡)が脚色を担当。製作は1979年の『おかしなおかしな石器人』(原題Caveman)のデヴィッド・フォスターとローレンス・ターマンの、ターマン=フォスター・プロ製作、SFX担当は当時22歳のロブ・ボッディン(1959年生まれ)で、カーペンター監督作品としては1980年の『ザ・フォッグ』(原題The Fog)に続いての起用だった。