東京コレクション見聞記(後編)

週刊ファッション日記#75

日本のデザイナー・ビジネスの三大家元と言えば、イッセイミヤケ、ヨウジヤマモト、コム デ ギャルソンである。三宅一生は引退したけれどもいまだ隠然たる存在であるし、山本耀司は会社を潰して「俺は裸の王様だった」宣言して見事に復活したし、「コム デ ギャルソン」の川久保玲は完全にファッション・アートの世界に没入し新境地を見せている。

いずれにせよ、日本の有望なデザイナーはこの三大家元の弟子であるケースが多い。前回紹介した「マメ」の黒河内は三宅デザイン事務所出身者だし、ギャルソン出身の阿部千登勢による「サカイ」はパリコレで三大家元に迫る人気である。