開巻劈頭に流れる P・スレッジ『男が女を愛するとき』と、川喜多和子さんの思い出

『クライング・ゲーム』DVD\3,800円+税/発売・販売元:カルチュア・パブリッシャーズ ©Copyright Palace(Soldier’s Wife)Ltd. and Nippon Film Development & Finance Inc. 1992

オトコ映画論#88

またしても、ニール・ジョーダン作品である。1992年のニール・ジョーダン監督・脚本のスリラー『クライング・ゲーム』(原題The Crying Game)を思い出すとき、僕の映画人生のなかで絶対に忘れられない人がいる。

フランス映画社・副社長の川喜多和子さんだ。配給が日本ヘラルド映画だったから、銀座5丁目にあったヘラルド試写室で同じ回の試写を観た。川喜多さんは、僕と同じくクリント・イーストウッド監督作品の大ファンだったから馬が合った。1992年の『許されざる者』まで、大いに語り合った。