クリスマスに楽しむアートフル・ディナーで LOVE をゲット!?

ファッションの分野では、ニュータイプのリサイクルショップの「パスザバトン」が成功している。他にも、世の中から消え去りつつあるネクタイというアイテムに挑戦したネクタイ専門店「ジラフ」なんていうのもある。最近では、GINNZA SIXの地下2階の食品売り場にオープンした「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」という弁当屋が販売している1080円のいわゆる海苔弁がヒットしている。

このスマイルズ、硬軟自在に、混迷の現代を巧みに泳いでいる感じがするのである。

そのスマイルズがフレンチレストランをやるというので、注目していたが、中目黒の高架下に昨年11月にオープンしたのが「パビリオン」である。コンセプトは「アート&ラブ」。遠山正道・社長が個展を開くほどのアート好きなためにこういうコンセプトになったようだ。名和晃平、西野達などのコンテンポラリー・アーティストの作品が店内を所狭しと並べてある。ラブは2人連れで来てくれということなのだろうか。頭上を走る東横線が少々ウルサイ。「え、なんて言ったの?」なんて言いながら2人の距離が縮まるというのも、計算のウチなのだろうか。

その「パビリオン」がクリスマス用の特別メニュー(12月22日~12月24日限定)を作ったというので、試食会に行ってきた。1万2000円(税別)のすべてがアートがらみの料理であるという。彼女だか彼氏に、ナゾナゾみたいに「これは○○からインスパイアされた料理なんだって!」と解説するとイイことがあるのだろうか。

とにかく知恵をしぼった力作7点を紹介してみる。

Photo:Akira Miura

【1】月夜に転がる巨大な岩(ゴッホ)
マカロンとフォアグラ&トリュッフのコロッケ。コロッケがかなり濃厚。

Photo:Akira Miura

【2】ポップアートを崩せるか(リキテンスタイン)
カニ、サーモン、レッドキャビア、アボカドなどの料理。辛口の白ワインがぴったり。

Photo:Akira Miura

【3】睡蓮の浮かぶ美しい池(モネ)
ほうれん草、ハスなどから作ったポタージュ・スープ。

Photo:Akira Miura

【4】枯山水でいただく魚(枯山水)
真ハタとブロッコリー、ポテトなどの蒸し煮。脂ののった真ハタが美味。

Photo:Akira Miura

【5】花に包まれたグラニテ:口直しのソルベです。

Photo:Akira Miura

【6】雨の隅田川にかかる大橋(歌川広重)
主菜。骨付きサーロインとサツマイモなど。有名な浮世絵(大橋あたけの夕立)にチャレンジした料理人に拍手。なかなか食べ応えのある肉であった。赤ワインが欲しくなる。

Photo:Akira Miura

【7】HEARTの中身(キース・へリング)
デザート。白黒のチョコレート、ラズベリー、ココアクッキー。私には甘すぎるデザートだが、恋人たちには十分か。恋愛成就か。

ふと、考えてみたが、この「パビリオン」も含め、この高架下プロジェクトはうまくいっているのだろか。東急グループの知り合いに聞いてみよう。

Photo:Akira Miura