花とアール・ド・ヴィーヴル#22
ココ シャネルといえば、ジャージーで服をつくったり、リトル ブラックドレスを誰よりも早く発表したりするなど、先取りのエスプリに秀でたデザイナーであることは周知の事実である。それは香水の分野においても然り。1921年、画期的な「シャネルN°5」の誕生から今年はすでに96年が経つが、今もなお売れ続けている稀有な存在である。そして今秋発売になった香水「ガブリエル シャネル」。

この2つの香水を見てみるとココ シャネルのエスプリが時代を超えたものであることと、そのエスプリを継承する現代のクリエーションの結晶であることがわかる。