私の短い夏休みイン京都/1泊2日で楽しむ新・京都の魅力!?

そうこうしているうちにその日のメインイベントの「大渡」(祇園町南側)訪問である。
分かりづらい路地の古民家を改造した店だ。主人の大渡真人さんと若い衆の2人で切り盛りしているが、スタッフ急募と玄関に貼ってある。

Photo:Akira Miura

素材の良さをストレートに表現しているある意味京都らしからぬ料理である。福岡出身で大阪で修行したという。

当夜のラインナップは、
(1)毛蟹、無花果、銀杏、キャビア (2)コロ(鯨の皮)の味噌煮 (3)鮎のフライ (4)スッポンのジュレ掛け飯 (5)鱧 (6)赤穂鯛と白きくらげの吸い物 (7)千葉産鮑塩焼きの北海道産雲丹掛け (8)グジ焼き (9)茄子煮 (10)漬物、クシコ、ちりめん山椒、飯 (11)卵かけ飯 (12)ワラビ餅、抹茶

(1)(7)はストレートに美味しく、(2)(11)はいかにも大渡さんらしい。京都ではこういうのが新鮮でウケているのだろう。実は(11)が一番旨かったと言っても、大渡さんは嫌な顔ひとつせず「そりゃ、本望ですよ」と笑っていた。実に京都らしからぬ素敵な接客だ。

急な宿泊だったので、宿がとれなくて難渋した。そんなことから今一番クールな「BOOK AND BED TOKYO」の京都店(祇園四条駅すぐ)にしてみた(休日前特別料金6300円)。

Photo:Akira Miura

京都店は昨年12月にオープンしたばかり。海外でも「ガーディアン」「インディペンデント」「ヴォーグ」に「泊まれる本屋」として紹介されたという。簡単にいうと本棚がベッドになったカプセルホテルである。宿泊客はほぼ女子。私が寝ているベッドの脇のソファで夜通し本や漫画を読んでいる女子たち!!
こんなに不眠症の女子がいることに驚いた。私は二度と泊まりませんが。

次の日の日曜日は、遅く起きて(かなり飲んだのに不眠症女子のおかげでなかなか眠れず)、朝飯兼昼飯を近くの「千登利亭(ちどりてい)」で食べた。朝早い(11時半)こともあろうが私が初めての客。ここの鯖寿司や穴子寿司が絶品なのだ。質素な店構えだからミシュランなんて関係なかろうが、なんとも見事な出来栄えだ。

Photo:Akira Miura

この後、京都高島屋と大丸京都店を覗いて、東京で夕方から野暮用があるので帰路につく。残念ながらこれにて、一泊二日の京都での私の短い夏休みはおしまいである。

Photo:Akira Miura