米は単なる原材料から日本酒のストーリーの主役へ躍り出た⁈

Photo:Yoshiyuki Ito

佐渡からの日本酒通信#32

日本酒の原材料となる酒造好適米は、食用米とは異なるものです。粒が大きく心白と呼ばれる部分が中央にあるのが特徴で、国内には100を越える品種があります。ワインにおいて葡萄の品種が味わいを決定づける要素となるように、日本酒においても酒米の品種は少なからず酒の味わい傾向を決める重要な要素であるため、使用する酒米の品種選定やその品質は蔵元にとって非常に大事なポイントです。

そのため、味わいの個性化を深める酒米の新品種開発や古い品種の復活などオリジナルな酒米作りの動きも活発になっています。こうした動きに加えて、近年広がっているのが、日本酒のテロワールを伝えるための地元栽培志向です。