週刊ファッション日記#57

WWDジャパンの7月31日号の特集は「デザイナー“皆川明”という生き方」。
トレンドだ、売れ筋だ、ラグジュアリー・ブランドだといつもやっているファッション週刊紙WWDジャパンとしては珍しく日本人デザイナーの生き方に焦点をあてた8ページの特集だ(他人事のように書いているが私も同紙の編集委員である)。
ファッション業界でデザイナーが花形である時代はとうの昔に終わっている。大手ファッション企業にデザイナーとして入っても、自分で起業しても、なかなか大変な商売である。前者は単調な仕事に個性が埋没してストレスが溜まるだろうし、後者は経営者として毎シーズン自分のデザインした洋服の売れ行きに頭を抱えることになる。