海の聖地モルディブで環境対策を牽引、ソネバフシはインテリジェント・リゾートである!

宿泊者の欲望#76

ソネバフシからほんの少し移動した場所にあるシュノーケリングポイントで。/Photo:Soneva Fushi

天候不順、気候変動が叫ばれる地球温暖化の真っただ中で、まるでこうなることを分かっていたかのように、モルディブの「ソネバフシ」は、1995年のオープン以来、ずっと環境対策に厳しく取り組んできた。ダイビング好きなら一度は夢見る海の聖地、モルディブ。バアア・アトール(環礁)に浮かぶ小さなこの島で、「ソネバフシ」は、誕生した時から大きな存在感を示してきた。

最も人気の「Crusoクルーソー・ヴィラ」、プール付きもある。/Photo:Soneva Fushi

ラグジュアリー・リゾートであれば尚更に、企業の社会的責任として美しい環境に負荷をかけてはいけないと願った。この環境対策の意識から、「ソネバフシ」は、常に高い目標を掲げ実践を貫いている。ストイックと言われながらも、贅沢な滞在と環境意識が同協するエコリゾートとして、世界のセレブリティや王室関係者、アイランド・リゾートファンを魅了し続けている。

ヴィラ「Jungle Reserve」は1720㎡の敷地に4ベッドルーム。大人用プール、子供用プール、カップル・スパトリートメントルーム、サウナやキッチンも設置。/Photo:Soneva Fushi

もともとオーナーのソヌが、スウェーデン人でありファッションモデルだったエヴァと恋に落ちたことから、このリゾートの物語が始まった。経過はいろいろあるが、最終的にはこの未開発の孤島をソヌがエヴァにプレゼントし、結婚に至った経緯がある。エヴァは環境の国スウェーデン出身。筆者自身からの近年のインタビューにもこう応えている。「私はスウェーデン人だから、環境問題には生まれた時から当たり前にかかわっている。DNAでしょう。リゾートは‘誕生するだけで環境破壊’といわれることもある。でもリゾートができで、実施できる環境対策もある」と。

「ソネバフシ」へは、首都であり、飛行場のあるマーレの島から水上飛行機に乗って向かうのだが、機上した途端、「No News, No Shoes.」を掲げるリゾートでは靴を脱ぎ、靴袋を渡され裸足になる。慣れないとちょっと不安だが、数分も経てば足から解放感が伝わり爽快だ。

誰にも邪魔されないサンドバンクで過ごすロマンティックなひと時。/Photo:Soneva Fushi

島での食事はすべてオーガニックで、野菜は自家菜園。これがとても瑞々しくて美味しい。パーマカルチャーリストが徹底してオーガニック・ファームや果樹園、ハーブ畑を守り、ライフスタイルまで提案。海洋の自然保護もごみ拾いも、サンゴの保護も徹底している。ゲストへの啓蒙は当然、スタッフの制服や客室のクッション、カーテンなど布類を担当する縫製技術者、ケミカルフリーのクリーニング技術者、海水の淡水化担当者、エネルギー関係の専門家、バイオロジスト、エコロジスト…と、常駐の専門家たちもずらり。妥協のないこんな環境から、ソネバフシがインテリジェント・リゾートと呼ばれる所以となっている。

オーガニック・ファーム内に造られている「オーガニック・レストラン」のディナータイム。写真は展望の良い個室仕様。/Photo:Soneva Fushi

余談だが、ソネバフシでは、是非、オーガニック・レストランに造られた‘エコトイレ’を体験してほしい! そして、滞在者には環境税(宿泊料の2%)が課税され(予約時に納得の上)、100%環境対策に還元や団体へ寄付していることも知ってほしい。

画像提供:Soneva Fushi

■ホテル情報

Soneva Fushi
Kunfunadhoo Island, Baa Atoll, Republic of Maldives
T: +960 660 0304
http://www.soneva.com/soneva-fushi/