【銀座中毒者100人×100点】扇子は毎年買い替えるのが粋

私服は和服でして、扇子は必携品なんです。誰から聞いたのか忘れましたが、扇子は毎年用意するものと教えられ、それで毎年、かなめ屋さんで選んでいます。こちらはべっ甲のかんざしなど和装小物をそろえたお店で、扇子も種類豊富にそろっています、2000円~10万円代のものまで並んでいて、他店にはない品ぞろえです。これだけ見られるお店なんて他には無いんじゃないでしょうか。ここで毎年扇子を選ぶのが楽しいですね。

銀座は日本のみならず、世界中からお客さんが来るから商売してて楽しいですね。デザイン性の高い帽子を作って売るうちの商売なんて銀座以外じゃなかなか難しいと思いますよ(笑)。
今日なんか、偶然にも福岡の方が2組いらっしゃいました。そういう方たちに我々はいろんな専門店を紹介するんです。寿司だったらあそこ、シャツだったらあそこ、空いてるか聞いてみましょうか?、とね。銀座に詳しくない方でも私たちに聞いていただけたら楽しめますよね。お客さんも探していくより安心します。銀座は各お店がインフォメーションセンターのようになってるんです。丁会、通り会、業種会など様々な組合があってお店のコミュニケーションが濃い。下町なんですよね。皆優しいんですよ。私が銀座ボーグを継ぐ時も助けられましたね。

銀座かなめ屋の「扇子」

昭和9年(1934年)創業の和装小物店。髪飾り、和装肌着、足袋、草履、バッグ、蛇の目傘など頭の先から足元に至るまで着物を着用する際に必要なあらゆる品をそろえる。その中でもメインとするのはべっ甲のかんざし。東京都の伝統工芸品に指定されている「江戸べっ甲」を扱う。希少な品ぞろえで、全国から注文・来店があるという。扇子は紳士・婦人用を用意し、2000円~2万円代。慶弔用の末広から、現在では大変希少な白檀や牛こつ製1万円、象牙製15万円の扇子も取り揃えている。

店舗情報

銀座かなめ屋

住所:東京都中央区銀座8-7-18
電話:03-3571-1715
時間:11:00~21:30、土曜日は12:00~19:00
定休日:日、祝日(8月、12月は営業日時変更有り)

原弘
銀座ボーグ店主

1965年生まれ。大学卒業後、広告代理店勤務を経て銀座ボーグに入社。2013年に4代目として継承。今年で25年を迎える。銀座ボーグ店主(代表)兼帽子職人として楽しく過ごしている。