こんなに凝ったプロジェクトはフランス人しか思いつかないだろう。ラグジュアリー・ブランドの悲観的でない未来とは?

中央左より島田清夏、北林加奈子、川人綾の優秀賞受賞者。コルベール委員会の仏メンバーも来日した/Photo: Yasuyuki Takagi © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学

砂漠のような東京でも…
週刊ファッション日記#51

フランスにコルベール委員会(コミティ・コルベール)という団体がある。ルイ14世の財務長官として重商主義を提唱したジャン・バティスト・コルベール(1619~1683)の名を冠した団体で、フランスのラグジュアリーな文化、生活美学を世界に広めるために1954年に「ゲラン」の創業者であるジャン・ジャック・ゲランの主導で創設された。現在81のラグジュアリー・ブランドと14の歴史的文化施設が名を連ねている。イタリアにも似たようなラグジュアリー・ブランドの団体に49社からなるアルタガンマがあるが、その存在感は到底コルベール委員会には太刀打ちできるものではない。