【銀座中毒者100人×100点】古今東西の共存の極み。醤油香るビーフオムライス

「レストラン ドンピエール」は銀座で33年続く 正統派フレンチのお店。何と言っても その特徴は4人のギャルソン(給仕人)によって創業されたこと。しかもそのひとりはフランスでのソムリエ資格を持つという。よって彼らによりシェフすなわち料理とワインが厳選され続けてきた訳だ。そのメニューで 変わり種の逸品が醬油味「ビーフオムライス」。銀座の最大の強み「古今東西の共存」の到達点と言える。(カジュアルな1階の「ブラッスリー ドンピエール」もお勧め)

銀座生まれの銀座育ちの身としては、昨今の国際観光化する銀座には「ちょっと待ってよ」と言いたいところだが、時代の流れには逆らえない。しかし銀座はいつもその新旧共存を武器に今日まで絶妙に生き延び「王座」を守ってきたのだ。だからいまだに昭和のハイカラ銀座の店もちゃんと現存している。その歴史に感謝と称賛の念をもってそこを訪ねる。これこそ銀座の真骨頂と思う。

レストラン ドンピエール銀座本店の「ビーフオムライス」

ドンピエールの看板メニューであるオムライス。ビーフはA5ランク国産黒毛和牛、包む卵は東京ファーマーズマーケット2005で日本一に認定された磨宝卵(まほうらん)というこだわりで、ケチャップではなく、しょうゆ味という変化球と共にオムライスの印象を一新させるほどの美味しさ。単品3240円(ディナータイム、コースのシメ時)という値段にも納得の逸品だ。ランチでは13時以降に洋食コース(3024円)に+1620円でオーダー可能。1階のブラッスリーでは単品で注文できる(3000円)。夜のコースはシメに注文する人も多いという。(価格はすべて税込み)

店舗情報

レストラン ドンピエール銀座本店

住所:東京都中央区銀座1-10-19銀座一ビルヂング2階
電話:03-3567-3641
時間:ランチ11:30~15:00(L.O14:00)
/ディナー17:30~23:00(L.O21:00)
定休日:月曜日
http://dompierre.jp/ginza/

小柳敦子
ギャラリー小柳代表

実践女子大学英文科卒業。婦人画報社、小池一子主宰の「キチン」勤務、1983年、佐賀町エキシビットスペースの立ち上げ、企画・運営に携わる。1995年、銀座にギャラリー小柳を開廊。2016年9月、同ビル9階に移転し、杉本博司の設計による新スペースをオープン。主な取り扱い作家に杉本博司、内藤礼、マルレーネ・デュマス、トーマス・ルフなど。

Text : Miki Ozawa