【銀座中毒者100人×100点】銀座が誇る、タウン誌の草分け

『銀座百点』は言わずと知れた、毎月届く銀座の小冊子です。伊東屋では、毎月1日より本店1Fインフォメーションデスクに並ぶのですが、楽しみにされているお客様がたくさんいらっしゃって、待ち構えてご来店くださいます。あまりの人気で、配布と同時にあっという間になくなってしまうほどなんです。
私自身も、通勤時、電車の中の読み物にちょうどよく、読み終えると妹→母へと家族みんなで楽しんでいます。
伊東屋もおかげさまで、銀座とともに歩んできた歴史も長く、銀座の街のことをお客さまから聞かれることも多いのですが、『銀座百点』は銀座の街の情報収集にも欠かせない大切な資料の一つとしても活用しています。

銀座という街は、新しいものを取り入れつつ、銀座というブランドを壊さぬよう守るべき伝統は守っていて、新旧がうまく存在しているところが魅力の一つだと思います。
街がきれいで、道もまっすぐなので覚えやすい。舗道も広く、こんなににぎやかな街なのに
歩いていて気持ちがいい。同じ道を車で通ると、特に夜の銀座は、改めて「きらびやかな街なんだな」と感じます。そして、少し幸せな気分になります。
「銀座百点」はそんな銀座の魅力を凝縮したような存在です。

『銀座百点』

「サービス・信用とも百点の街を目標に、銀座の発展に寄与し、<世界の銀座>の実現に努力する」ことを目的に掲げた銀座の店が1954年に「銀座百店会」を発足。翌年に冊子「銀座百点」が創刊された。タウン誌の草分けとでも言えるこの媒体は、創刊時から、久保田万太郎、吉屋信子、源氏鶏太ら豪華なメンバーが執筆陣に名を連ね、向田邦子「父の詫び状」、池波正太郎「銀座日記」などのベストセラーも生み出している。現在も銀座という街に密着した取材で、この時代にあっても検索できない銀座の情報や文化を伝える貴重な媒体である。

配布場所

博品館トイパーク、銀座三河屋、田屋など老舗からピエール・マルコリーニ、ブライトリング ブティックなど新しい店まで銀座のいたるところで配布されている。配布場所となる現百店会会員店はこちら。また、ホームページから定期購読も受け付けている。年間購読料4176円(送料・税込み)。

中村里佳
銀座・伊東屋 銀座インフォメーション 

伊東屋は、1904年に文房具専門店として銀座で創業。以来、銀座のランドマークのひとつとしても知られる。中村さんは、2015年に本店リニューアルに伴い、銀座本店1Fの銀座インフォメーションデスクに勤務。店内の案内をはじめ、銀座の街の案内まで請け負っている。

Text : Miki Ozawa