『そういえばこんな話があって…』、は要注意!?

Illustration:Nao Sakamoto

心のふきだし#59

「そういえば、●●さんがあなたについてこんなこと言っていたわ」

女性と食事をしていると、こういう話が時々出ることがある。他の人が自分について話題にしたことだ。夜お酒を飲みながら、楽しく食事をしているときに、何かの話の流れで耳にすることが多い。

こういう場合、例えば「●●さんがあなたのことを仕事が出来る女性だと褒めていたわ」などという話なら、こちらもとても心地がよい。特に「上司の●●さんがあなたのことを褒めていたわ」と言うのはとても効力がある。上司は部下に対してなかなか直接褒めたりしないものだ。そういう話こそ、人伝てに聞くとインパクトがある。

けれども逆に、ネガティブな話は要注意だ。最近も久しぶりに会った友人と食事をしていた。お酒も進み、話も盛り上がっていたときに、ふと共通の友人の話になり「そういえば彼女はあなたのことをこういうふうに言っていたわ」と教えてくれたのである。

それはかなりネガティブな内容で驚いた。しかも大きく勘違いをしているようだった。彼女は比較的仲がよかったのでそのように思われていたのは、正直ショックだった。ただこの食事の楽しい雰囲気を壊してはいけないので、そこはさらっと聞き流すことにした。

親しい女性同士だと、つい気を許してしまい、たまにこのようにうっかり聞きたくない話を聞くはめになることがある。この時は、私が以前その彼女も同席した打ち合わせに行かなかったことに対して「立場が上になるともうこんな打ち合わせには来ないのよね。なんか馬鹿にされているみたい」という内容だった。私はその打ち合わせのことすら知らされていなかった。