キングコングの大モンスターバトルで、また会いましょう!?

『キングコング:髑髏島の巨神』より(C)2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED

オトコ映画論#52

2016年のジョーダン・ボート=ロバーツ監督の『キングコング/髑髏島の巨神』(原題Kong: Skull Island) は、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』製作チームが贈るアドベンチャーアトラクション超大作である。

何がすごいって、東宝ゴジラシリーズでおなじみのクモンガやタコの大ダコが登場して、クリーチャー同士のモンスターバトルが始まる。

実はクモンガは「バンプースパイダー」、大ダコはイカとタコを合体させた容姿の「リバーデビル」が正しい名前なのだが、髑髏島の生態系が別世界と隔離されていたため、すべての生物が巨大に育つ。2本足の巨大ヘビ「スカルクローラー」、巨大バッファロー「スケルバッファロー」、進化系ナナフシ「スポアマンティス」などが生息。中でも獰猛なスカルクローラーはコングの祖先を殺した宿敵でもあり、ものすごいバトルが繰り広げられる。

『キングコング:髑髏島の巨神』より(C)2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED
『キングコング:髑髏島の巨神』より(C)2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED

第1作『ゴジラ』(1954) の真打ちゴジラ登場のタイミングを見ると真打ちはなかなか登場しないものだが、本作では開巻劈頭登場する。その巨大さを手の大きさで深く印象づけるのだ。

そして本作は、ベトナム戦争が終焉、ナパーム弾やロックンロールの炸裂に昔ながらの信念が後退を余儀なくされた1973年に幕を開ける。そんなとき、米国航空宇宙局(NASA) は、「偉大なる未知の世界」に取り残しがないか追跡するために、宇宙に人工衛星を1基打ち上げる。地球観測衛星ランドサット1号は、南太平洋に激しい地熱の乱れを観測し、そのレンズとセンサーの両方が未開の土地を探知する。