砂漠に泊まる!?恍惚の月明かりに照らされるドバイのバブ・アル・シャムズ

宿泊者の欲望 #54 

ゴージャスな高層ビルが建ち並ぶドバイの街中から、ほんの20分ほど走るともうすでに周囲は砂漠地帯に入り、景色は一変してしまう。ドバイは、今でこそ世界一のビルやホテルが立ち並び大都会の様相を見せているが、ほんの50余年前まではすべてが砂漠に覆われた質素な町であったという。ドバイの現地政府観光局の役人が、急速に発展した今のドバイと、少し前の砂漠のドバイのフィルムを見せて説明してくれた。

ドバイの町を出て20分、突然に現れるリゾート入り口の案内板/Photo:Kyoko Sekine

ドバイの砂漠は‘デユーン’といい、真っ平らなデザートとは違う起伏のある砂地が続く。街の中心部からは約57kmの地点、まさに砂漠のど真ん中に、突如、「太陽の門」という名のリゾート『バブ・アル・シャムズ』が現れる。砂漠と同じような赤茶色系の建物は、まるで砦のようにも見えるが、ここはれっきとした5ツ星ホテル。2004年11月のプレオープン、2005年1月のグランドオープンを経て世界中の旅人に愛され続けている。部屋数は115室、その醍醐味は他では味わえない体験である。

砂漠の自然に同化するように造られたリゾートメイン棟/Photo:Kyoko Sekine
客室のひとつ「テラスルーム」/Photo: Bab Al Shams Desert Resort & Spa