高級ホテルのおもてなし カクテルとチョコ、魅惑の関係 ~BAR Noir Vol.1

BAR Noir/Photo:Daisuke Uchida

目黒雅叙園、ウエスティン東京、リッツカールトン東京と名だたる高級ホテルでバーテンダーをしてきたオーナーの斎藤さん。「ホテルで培った最高のサービスを提供できたら」との思いで、バーノワールをオープンされたという。高い天井、贅沢な雰囲気のゆったりとしたソファ席、大きな窓から見える夜景…すべてがラグジュアリー。斎藤さんの優しい語り口と、華麗にシェイクされるカクテルの数々。チョコレートとお酒のマリアージュもどこかエレガントで、繊細。長く余韻を楽しめる大人の味だ。

 


■BAR Noirとは

恵比寿駅近く、駒沢通り沿いのビル5F。エレベーターを降りるとそこはホテルのラウンジのようなクラシックな雰囲気が漂うバーだ。2009年にオープンして以来、大人の男性たちが寛ぎの時間を過ごしている。週1回、ジャズギターの生演奏も行なっている。シガーをくゆらせお酒に会話に、夜のひとときを楽しむ優雅な世界だ。


 

BAR Noirの斎藤さん/Photo:Daisuke Uchida

 

—斎藤さんはもともとホテルで働いてらっしゃったんですね。

学校を出て、ホテルに就職してバー採用でした。ほかのところに回される人もいますが、私はバーでした。目黒雅叙園からスタートし、その後ウェスティンホテルのバー、リッツでは2年間オープニングスタッフとして従事していました。そして、2009年にこのバーをオープンしました。ホテルでしか働いた事がないんです。

 

—このバーも、どこかホテルっぽい感じですね。お客様はどんな方が多いんですか?

お客様はホテルで出会った方が多いです。そのお客様がお連れになった方や、近所の方々など、みなさんにご紹介していただいています。ネットで検索してくる方も時にはいますが。年代的には50代くらいが中心、20代の方も、80代の方もいらっしゃいますけれども。

 

—お祝い事などにも使われているとか

接待などにも使われています。テーブル席もありますので、皆さんでお集まりいただいています。

 

—BAR Noirのコンセプトでもあるホテルクオリティとは?

お客様との距離感だったり、寛げる空間作りだったり。ホテルで培ったことをそのままこの場所で、と思ってやり続けています。できるだけゆったりと寛いでいただけるような雰囲気を作るようにしております。

 

—そもそもバーテンダーを志されたきっかけは?

まだ未成年の時に、親戚とリゾートホテルに行ったんです。その時にバーという存在を知ったんです。当時は暗い中でシェイカーを振る姿を見て「何だろう?」と未知の世界に憧れをいだいた。その後探っていったらそこがバーテンダーだったんですね。当時はカッコいいなと思ったんです。

 

—得意なカクテルは?

時期によってフルーツを使ったカクテルなどをご用意しております。チョコレートマティーニが珍しいですね。

 

—チョコレートはどのようなものを置かれていますか?

ベルギーチョコレートコンテスト優勝ショコラティエJean Proot氏によるチョコ。オランジェット、グルノーブル、ビターノ4種類を盛り合わせてご提供しています。5年ほど出していて、お客様からの反応もいいのでこちらをずっと使っています。

 

■オススメのチョコレートセレクション1

Jean Proot グルノーブル (ナッツクリームとクルミのチョコレート)

ベストペアリング:クルミリキュールのカクテル。グラッパベースにクルミのリキュール、コーヒー、フレッシュクリーム、上にクラッシュしたくるみとコーヒービーンをふりかけたもの。

Photo:Daisuke Uchida

「クリーミーなのに甘さ控えめのビターテイストのカクテルです。チョコが甘いので、お酒はビターにしました。チョコレートがクルミとクリーム味なので、ペアにするお酒も同じような材料でつながりのある風味にしました。砕いたくるみとコーヒービーンで香りと食感を楽しんでいただけます」。(斎藤さん)

 

Vol.2へ続く

Text:Eri Koizumi

Photo:Daisuke Uchida

■Bar情報

Bar Noir(バーノアール)
住所:東京都渋谷区恵比寿南3-1-25 Ice Cube 5F
tel 03-5725-9888