出世しないのはあなたの詰めの甘さ!?

Illustration:Nao Sakamoto

心のふきだし#52

周りの人と同じように真面目に仕事をして、特に目立った失敗もしていない、それなのに何故か他の人と差がついてしまい、飛躍的な成功につながらない、何故なのだろう。そう思うことはないだろうか。

その原因は「あなたの日々の詰めの甘さ」かもしれない。

「詰めは甘くない、どんな仕事もきちんとやっている。いい加減なことはしていない」とあなたは言うかもしれない。しかし、それはあくまでも自分視点での考えだ。詰めが甘くない人とは実はちょっとした差があるのだ。

以前、広告の仕事をしていたときは、まだ雑誌が全盛の時代だったので、雑誌とのタイアップが多かった。タイアップとは、クライアントがお金を払って自分たちの広告を雑誌の編集ページのように見せて作るものを言う。そのための打ち合わせが毎日のように行われていた。その場には、出版社の担当編集者に広告部員、クライアントのほか、私たち広告代理店の担当者が集まることになっていた。

その中で、クライアントは出したい商品を編集者に伝えてページのイメージなどを打ち合わせする。広告代理店の担当者はそこで進行役となり打ち合わせを進めていく。担当者がそこに居なくても一見打ち合わせは成立するように見えるし、実際その場ではほとんど発言しない人も多い。

けれども何かトラブルが起こると、間に入っている広告代理店にたちまち火の粉が降りかかる。そしてそれが解決しないとクライアントからお金を払ってもらえないような事態にも発展してしまう。地味な仕事であっても、そうならないように細心の注意を払わなければならない。

では、細心の注意を払う、というのはどういうことだろうか?