自家製チョコと甘いリキュールで大人のデザートタイム バーブリューダー Vol.1

雑居ビルの階段をあがり、扉を開くとアンティークの椅子や大きな1枚木のカウンターで構成された重厚な空間が広がる。

店内にはベートーヴェンをはじめとするクラシック音楽が流れ、外の喧噪とは打って変わり、タイムトリップしたような感覚に浸ることができる。

Photo:Daisuke Uchida

 


■バーブリューダーとは?

バー好きが足しげく通うエリア、新宿三丁目に2009年にオープン。
店名である“ブリューダー”はドイツ語で“同志”という意味で、ベートーヴェンの第九交響曲、終楽章の詩『歓喜の歌』より名付けたという。オーナーバーテンダーの菅野仁利さんお手製のおつまみや、選び抜いた酒を、美しい空間でくつろぎながら楽しむことができる店だ。


 

—お店を始められた経緯、バーテンダーを目指された理由を教えてください。

大学時代に、ホテルの宴会場で配膳のアルバイトをしていました。その時に、先輩が勉強のためにちょくちょくいいバーに連れて行ってくれたんです。

その洗練された大人の雰囲気や、バーテンダーの方々の身のこなしのかっこよさに衝撃を受けまして。それで、理系の学生だったんですけど、卒業後「バーもいいかな」と思って、新宿の『rit bar(リットバー)』という老舗のバーに勤めました。リットバーはグラスが全てバカラだったり、本当に上質なもの、美しいものに出会える場所で、そこで色んなことを勉強しましたね。

 

—お酒はどのようなラインナップでしょうか?

“セレクトショップ”のような選び方をしています。あれもこれもというよりは、ここでしか味わえないものや、新しい時代を感じるものなども、取り入れています。

ただ、こればかりは、嗅覚とか経験が必要で、海外で人気だからと言っても日本のお客様が好きとは限らない。その辺は自分のセンスや、信頼できる人のアドバイスなどに頼っています。

例えばコニャックにしても、ヘネシーなどの大手の有名ネゴシアンのものはもちろんですが、ポールジローやラニョーサブランなど、作り手の個性が際立つプロプリエテールのものも積極的に扱っています。

作り手の想いやその背後にあるストーリーを知ると、より深くお酒を楽しむことができますので、できるだけそういう体験をしていただきたいと思っています。

Photo:Daisuke Uchida
Photo:Daisuke Uchida
Photo:Daisuke Uchida