仕事は断られてからが勝負!? “つかず離れず”の関係を続けるのが肝心

Illustration:Nao Sakamoto

心のふきだし #50

数え切れないほど取引先にプレゼンテーションをした以前の広告会社の営業では、うまくいくことも、いかないこともあった。

肝心なのは、“うまくいかなかったとき”にどう対応するかだ。

新規の取引先にアプローチしていると複数社のコンペになることも多い。既存の取引先でも、見直しをするためという理由で、やはり他社とのコンペになることがあった。

プレゼンテーションをするための準備は大変だ。調査をし、プランを考え、メディアへの確認作業をし、とてつもない労力がかかる。それでも、そんな大変な作業も仕事が決まったら報われるものだ。苦労すればするほど仕事を取れた時の達成感は大きかった。

問題は取れなかった時、つまり取引先から断られた時だ。仕事をしている間、いつも順風満帆に仕事を取れ続けていたわけではない。「必ず取れる!」と思っていた会社が他の広告会社を選ぶなど、予期せぬことがたくさんあった。

コンペでよい結果が出るとよほど問題がない限り、2~3年はその広告会社を変えないものだ。

広告会社の方も自分たちが選ばれないと、そこからはその会社に一切アプローチをしなくなる。他に決まってしまったのだから自分たちは用済み、そこはさっさと見切りをつけてまた新しい会社に目を向ける、そういうことになりがちだった。

けれども果たして本当にそうなのだろうか?