こだわりのブティックホテル、ホテルカンラ 京都

宿泊者の欲望 #47

世界中の観光客が訪れる京都の町に、2016年10月17日、『ホテルカンラ 京都』が誕生した。とはいえ新規オープンではなく、大掛かりな改築後、すっかり美しくなった増床リニューアルオープンだ。

『ホテル カンラ京都』の外観
京都駅からの大通りに面し道路を隔てて東本願寺という絶好のロケーション。
Photo:hotel kanra kyoto

一見すると最近流行のスタイリッシュなホテルに見えるが、シンプルな内装に隠されたそのこだわりようは半端なものではない。

京都ならではの奥深さに、京都らしい誇りも漂う。デザインコンセプトは“継承と革新”、増床リニューアルにおいて、京都の伝統家屋「町屋様式」を採り入れた「マチヤスタイル」に、和の伝統技術を惜しげなく配し革新を計ったという。

客室を飾る京焼のタイルや洗面台、西陣織のフットスロー、京唐紙の襖、障子、全室檜葉の木の浴槽設置など、館内をほどよく和のテイストに仕上げ、既存の客室29室に、39室が新たに増床されハイセンスなブティック型ホテルと成った。

町屋をイメージしただけに、1度、格子戸を開けてからドアがある細長い印象の町屋スタイル。
Photo:hotel kanra kyoto
客室の数々あるアメニティの中で、この“玉手箱”にもゆず湯、おちょぼなど和の伝統品が隠されている。
Photo:hotel kanra kyoto

玄関を入ると明るい印象的なラウンジがあり、奥に京都名産品や工芸品の並ぶセレクトショップ、そして珍しい“金継ぎ工房”が設けられ、伝統の職人技を見学できる。そのみごとな技術に多くの人たちが惹きつけられている。