年明けの「おめでとう」で、今までのわだかまりは払拭!?

Illustration:Nao Sakamoto

心のふきだし #48

年が明けて初出社の日。この日は「おはようございます」の代わりに「あけましておめでとうございます」が挨拶になる。メールでのやり取りも15日くらいまでは、最初に新年の挨拶をしてから本題に入ることが多い。そんなことはみんな知っている当たり前のことだ。けれども当たり前すぎて、案外出来ていない人もいる。

その昔私が社員として働いていた頃は、出社したらそれぞれの上司の席までご挨拶に伺ったものだった。今はせいぜい自分の席の近くの人に挨拶をするくらいだろう。会社によっては、初出社の朝はみんなで集まって挨拶をするので、それで済ませてしまうのかもしれない。

もちろん遠くの席からわざわざ来て挨拶をする礼儀正しい社員もいる。けれども印象に残ってしまうのは、逆にすれ違って、こちらが声をかけようとしてもそのまま挨拶もできず通り過ぎて行く人のことだ。

それなりに仲がいい相手だと「忙しいのかな」程度で終わってしまう。けれども、日ごろ少しでもわだかまりがある相手だと「なんだ、感じが悪いな」と思ってしまうこともある。

これを逆に考えてみるとよい。わだかまりがある相手にこそ、「おめでとうございます」の挨拶をしてみると意外と効果があるかもしれない。

会社で働いていると、日々ストレスを感じることがたくさんある。仕事先の相手との関係だったり、仕事がハードすぎたり、とさまざまだ。

実は仕事での一番多い悩みは、圧倒的に“社内の人間関係”と言われる。上司や、同僚あるいは部下との関係などだ。何かというと感情的に怒鳴る上司や、相性が合わない部下との問題などいろいろな悩みがあるだろう。

ストレスを感じていても、社内の人間関係だと避けようがない。それなりに大きい会社で、異動願いを出せる環境であれば別だけれど、ほとんどの場合はそうはいかない。どうしても嫌だったら“会社を辞める”という選択になってしまう。

そのような状況になると、多くの人は、苦手な人には積極的に話しかけたりせず、あえて近寄らないようにするだろう。朝の挨拶さえしなくなるかもしれない。会話は必要最低限に抑え、関わらないことが一番良い方法だと考えるようになる。