アンコールワットから10kmに白のモダンなパークハイアット・シェムリアップ

宿泊者の欲望 #46

カンボジアの古都シェムリアップとその周辺には、ユネスコ世界遺産のアンコールワット遺跡を始め1,000以上もの遺跡が点在している。その中心となるアンコールワットやアンコールトムの遺跡からシェムリアップまではわずか10kmの位置にあり、世界中から客足の減る時期がない。それどころか発展に次ぐ発展を遂げ、観光地としての賑わいは大きく変わっている。

レストラン:『ザ・リビングルーム』のプールに面したテラス。
Photo:Park Hyatt Siem Reap

この町の中心に生まれたのが高級ホテル『パーク・ハイアット・シェムリアップ』だ。どのホテルでも同様に、この町に滞在するゲストの殆どはアンコールワット遺跡に昇る神秘的な朝陽を見に行くのを楽しみにしており、パーク・ハイアットでも、ゲストを専用のルモック(原動三輪自転車)に乗せ、暗い内から懐中電灯を持って遺跡に出掛けてゆく。朝陽が美しく見える遺跡の場所取りも、観光客が増えて大変になってきた。

『パーク ハイアット シェムリアップ』があるのは、町の中心地シバサ大通り。他のホテルと違い一際目立つ純白の建物であり、外観のみならず内装も白が基調の高貴な印象だ。

世界的に見ても、パーク・ハイアットといえばスタイリッシュでモダンな印象だが、ここではコンテンポラリーなデザインながら、随所にカンボジアの伝統的な飾りや柱の形、彫刻や絵などが配され、さすがにユネスコ世界文化遺産の町の印象を強く打ち出している。