大正天皇のお気に入りだった「献上そば」 ~羽根屋(出雲)

Photo:Daisuke Uchida
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羽根屋 出雲そば
種類 田舎蕎麦(二八蕎麦)
評価 香り:★★★★☆ コシ:★★★★☆ 旨味:★★★★☆ つゆ:濃い目のつゆには宗田節、しいたけが入っている。

明治40年、大正天皇が出雲市に泊った際に食べたところ大変気に入り、それ以来“献上蕎麦”を名乗ることが許されているのが、『羽根屋』の蕎麦。

甘皮だけでなく黒い殻の部分まで一緒に挽き込んだ、色が黒く香りの良いそば粉を使った出雲そば。お店では割子容器で出てくる。

「このつゆ、しょうゆが強いね。宗田節かあ。宗田節はまろやかな旨味が出るんだよね。蕎麦は上手いけど、つゆとの相性を改善すると、もっと良くなるかもね」(前島)。

Photo:Daisuke Uchida
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「中国地方は甘いつゆが多いですからね」(藤崎)。

際立つ個性はなくとも、平均的に美味しい蕎麦だ。

Text:Eri Koizumi

Photo:Daisuke Uchida

■DATA

羽根屋 出雲そば(半生そば)
そばつゆセット1袋 120g 1人前 520円(税込み)
http://kenjosoba-haneya.com

 

Photo:Daisuke Uchida
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Profile:前島敏正(まえしまとしまさ)

https://allabout.co.jp/gm/gp/1442/
All Aboutそばガイド。蕎麦研究家。これまで食べ歩いてきたそば屋は約2000件。そば鑑定士、江戸ソバリエ、ソバリエ上級者などの資格を保有している。趣味はそば食べ歩き。

 

 

Photo:Daisuke Uchida
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Profile:藤崎聡子(ふじさきさとこ)

ワインスタイリスト。ワイン専門誌『ワイン王国』で活躍した後、2003年独立。数々の雑誌でワインやレストラン関連の企画を中心にとした連載執筆などをする一方、セミナーや飲食店のワインコーディネートも手がける2014年に自身が主宰するシャンパンラウンジ『カーヴ シンデレラ』をオープン。