人は、歓迎会より送別会を覚えているものなのだ!?

心のふきだし #45

Illustration:Nao Sakamoto

12月は社内外の人との忘年会で毎日忙しくなることだろう。この時期は、会社を辞める人もいるので同時に送別会も行われる。

実は私は“歓迎会”よりも“送別会”を大事にしている。社内の場合、新しく入った仲間をもてなすという意味で歓迎会をすることが多いし、職種によっては、取引先から歓迎会をしてもらうこともある。

一方で、送別会は社内ではやることは多くても、社外の取引先の場合はしたりしなかったりする。その人がそのあと何処に転職するのか?ということを瞬時に見る人もいる。今後自分たちにメリットがあれば開くし、メリットがなければしなくてもよい、という考え方だ。

会を開くための経費も限られているので、慎重になるのは仕方ないかもしれない。けれども、自費でもやったほうがよいときもある。

会社を辞めるのはいろいろなケースが考えられる。違う会社に転職、定年、女性の場合はパートナーの転勤、リストラなど。最近では辞めることを告げずに“ある日突然辞めていた”というのもよくあることだ。

そうなると、それまで散々お世話になっていたとしても、連絡するきっかけも失ったままになってしまい、送別会も出来ない。

人は、歓迎会より送別会を覚えているものなのだ。歓迎会のときは、まだそのメンバーのこともよく知らないまま行われるので記憶は薄くなる。社内外と数も多いので詳細まで覚えていないことが多い。

けれども、送別会は充分人間関係が出来てからのことなので、記憶に残るものなのだ。特に会社を辞めざるを得なくなった場合、仲間が開いてくれる送別会は本当に心に残る。