名著『負ける建築』を生んだ建築家の本棚とは? ~隈研吾(建築家)

日本を代表する建築家、隈研吾。新国立競技場をはじめ、国内外のビッグプロジェクトを次々と手がける巨匠建築家は、彼の代名詞ともなった『負ける建築』のほか、数多くの著書をもつ執筆家としても知られている。

今回、本棚を見せて欲しいという依頼したところ、「本はインスピレーション、創作活動の源だから」という理由から、本の一部のみを紹介してもらえることに。

自身の著書や自身の作品が掲載された国内外の書籍、そして建築関係の本や写真集がずらりと並ぶその本棚から読み取れる、隈研吾の頭の中とは?

PROFILE:隈研吾(くまけんご)

1954年横浜生まれ。1979年東京大学建築学科大学院修了。85-86年に米国・コロンビア大学客員研究員。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。2009年より東京大学教授に就任、現在に至る。根津美術館、豊島区庁舎、歌舞伎座、浅草文化観光センター、ブザンソン芸術文化センターなど国内外で多くのプロジェクトを手がけ、東京オリンピックに向けて建設される新国立競技場の設計にも携わる。

多数ある著書は、その多くが海外で翻訳出版さており、近著の『自然な建築』『小さな建築』は中国、韓国でも出版され、英訳(村上春樹の翻訳で知られるAlfred Birnbaumによる)は、2015年10月にロンドンのAA Publicationsより刊行された。

—こちらの本棚はどこに置かれているものですか?

事務所の4階の本棚は、すべて隈事務所の作品集か、著書、作品が掲載されている本です。

 

—本棚の並べ方になにかルール等があれば教えてください。

特にありません。自分の本棚でも、特にルールがないのが特徴です。

 

—日本美術全集などが数点見られますが、建築以外のジャンルではどのような本を揃えていらっしゃいますか?

美術全集にしても、すべて自分の作品に関係あるもの、広重なら広重に関する書物など、いつも、仕事を窓口にして本を選びます。