ミシュランガイドが脱帽した“タグ付き蟹会席”。山代温泉の界 加賀

宿泊者の欲望 #41

北陸随一の温泉郷といわれる山代温泉で、『白銀屋』と名のり、魯山人を始め多くの文化人に愛された創業1624年の老舗旅館が、2012年10月、『星野リゾート 界 加賀』の名前で蘇った。

さらに2015年12月、この日本旅館は大掛かりな大改築を経て再開業。伝統である美しい紅殻色の木調壁に格子戸という外観、スタイリッシュで快適性の高い客室を48室を備えた旅館である。

外観/紅殻色の壁に格子戸が美しい夕景。
外観/紅殻色の壁に格子戸が美しい夕景。

館内には加賀水引や加賀友禅など伝統工芸を鏤め、全室をご当地部屋『加賀伝統工芸の間』とした。伝統とモダンが融合する新築の客室棟、『星のや京都』の作庭を成した加藤造園による3ヵ所の庭も斬新だ。

トラベルライブラリー/ラウンジとしても使われるトラベルライブラリーから中庭を見る。
トラベルライブラリー/ラウンジとしても使われるトラベルライブラリーから中庭を見る。

また、紅殻格子や雪見障子を備え、温泉露天風呂を設置した『紅殻の間』などは山代温泉の情緒に溢れている。それぞれの室内に用意された亜麻100%の浴衣は、夏は涼しく冬は暖かい優れもの。その他、和漢生薬成分を用いたバスアメニティ、客室内でもライブラリィでも無料でコーヒーや紅茶が用意されるなど、そこここに細やかな心遣いを感じることができる。

客室/ご当地部屋として、その土地の伝統工芸品、山中塗り、九谷焼、加賀水引などが使われている。

そして今回の目的は『界 加賀』の蟹会席だ。『ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版』の旅館部門で、4レッドパビリオン(最上級の快適の中でも特に魅力的)と評価されている。

4.蟹のしめ縄蒸し/オリジナル料理「活蟹のしめ縄蒸し」は甘みの凝縮された絶品。
蟹のしめ縄蒸し/オリジナル料理『活蟹のしめ縄蒸し』は甘みの凝縮された絶品。